【凛side】




ひったくりからバッグを取り返したあと、



梓が声をかけてきた



梓「り、凛?その目...どうしたの?」



凛「...」



梓「ねえっ!ちょっと凛!」



梓は凛に鏡を見せた


凛「...っ!?」


鏡に映る自分の黄金の瞳を見ると



我に返った気がした



と同時に、瞳の色は元に戻った




凛「ハァ、ハァ何、今の...?」


梓「ちょっ大丈夫?」



凛「分かんない、でもちょっと、ダルいかもっはぁ、はぁ」


梓「早く家に帰ろう!送るから!」



凛「いや、すぐそこだし大丈夫だよ...っ」


梓「大丈夫じゃないじゃん!」



凛「...っ」



梓「ほら!一緒にいく!」



凛「...ごめん」