「煉乃まじでビッチだよね。」
「いろんな男とやったりしたらしいよ」
「しかも彼女いる男ともやったりしたらしいしね」
「何それ、まじサイテーじゃん」
そんな女子たちの会話を聞いたことがある。
それだけじゃない、他にも色々な話は聞いていた。
でも信じたくなかった。聞いて聞かないふりをしていた。
でもあの男子との会話を聞き、その話は嘘ではなかったことに気づいた。
信じたくなくて、煉乃さんをちらっと見る。
煉乃さんは体育座りをしながら、砂に字を書いている。
仕草がとても可愛らしいのに、そんなことが信じられない。
でもそんなことを知ったのに、煉乃さんのことを諦められそうになかった。

