栗色の髪をした彼女の正体は、葡萄



目が悪くてあまりよく見えなかったが、その男子をよく見てみると、1組で結構目立つような派手目な男子だった。

「ねーねーつむちゃん、また俺と遊んでよー」
そんなことを言い、煉乃さんの腰に手を回した。

え?まさか元彼?!なんて思いながら、身を隠しながらその会話を聞いた。

「・・・あの時言ったでしょ?一回だけだって。」
「でもつむちゃん彼氏とか今いないっしょ?俺とまたしよーよー」

何をするんだろう・・・うぶな僕でも少し嫌な予感がした。

「わたしすぐ飽きちゃうの。だから二回目なんて嫌。」
「次はもっとヤバくしてあげるからさ」

男は煉乃さんの耳元でそう言った。
あまりの二人の近さに思わず唾を飲み込んだ。

煉乃さんは少しにやっとした後、男から離れ、

「一度寝たぐらいでがちで惚れてんじゃねーよ、このヤ○○○が。」

そう笑顔で言った後、男を睨みつけその場から立ち去った。

彼女の発言に僕と、そして彼は唖然としたのは、言うまでもない。