「俺、…………今は…季蛍に全部してあげられる自信ない」








「い、いいの、あれは………ただの…」









「今は、な?………いつか…叶えてやるよ」









「………っ」









「……起きて早々ごめん、まだ疲れてるだろうから少し寝ろ………な」










蒼先生は季蛍の体を離して、すぐに病室を出ていく。









「……あ、あぁ、じゃあ季蛍、あとで見にくるから」