「蒼先生!!季蛍、起きました」
季蛍が病院に運ばれてきて4日たったある日。
俺のもとへ連絡が来た。
蒼先生はここ数日、本当に元気がなくて。
ため息ばかりで仕事にも全く手をつけていない。
口を開いたと思えば、季蛍の今朝の様子だとか。
まだ意識が戻らないからこそ、蒼先生は何か焦っていたのかもしれない。
そうして今日も俺の隣でさっきからシャーペンをカチカチカチカチしていた蒼先生。
仕事に手をつける気がしないんだとか。
そんな蒼先生に声を張り上げて。
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