鍋の火を止めて、リビングへ行ってみると季蛍が起きていて。 季蛍は、ペタリと座り込んで…すごい汗を流しながら右手で汗を拭っていた。 ……あぁ、やっちゃった。 なんて思いながら季蛍の側にしゃがんで。 「………起きた?」 「いた………」 「探してた…?」 「ん」 「ごめん、季蛍のお粥作ってたんだよ。」 「ん」 「どーしてこんなに汗かいてるの…」 額や首もとに流れる汗……。