トイレに来たからと言って、戻すわけでもなく……。







壁に寄りかかって、頭の痛さに耐えるのみだった。










「………はぁ」










「おーい。はっけーん」










「…港」











「……どこへ行ったかと思ったら。」










「……」








「ねぇ、季蛍さんにも伝えてきたし、蒼…帰んなよ」









「……帰んない」