前に蒼先生と季蛍が乗って、俺は後部座席に乗った。 「………はぁ」 嫌でも出てくるため息。 「……高島、だいじょぶ?」 蒼先生が振り返って聞いた。 「あ、はい」 「じゃ、行くよ」 そう言って車は病院を抜けた。 …………ちょっと… 寝ようかな……。