「…いった、ぃ……………ッハァ」







「ちょっと体制変えてみよっか」









果織ちゃんを抱き抱えると、嫌だと俺の白衣を掴む。








「ちょっとだけ我慢してて?すぐすぐ」








「………ん、痛…い」









膝上に座らせた果織ちゃんの背中に手を当てる。








「……レントゲンの結果、なんともなかったんだけどな。






………明日再検査入れとくように伝えてくれる?」








看護士に言えば、







「わかりました、伝えときます」







と1人の看護士が部屋を出て行く。