「おはよう。39度8分」 起きた途端にそう言われても、頭が働かない。 「今から救急行こうな」 「な、やだ!!」 「やだじゃない。季蛍、鏡見たら分かると思うけどね。……顔が真っ青。 ……頬も青い。」 そう言って私の方を頬を何度か撫でた。