「んー…これ酷いね。何回も蹴られてたの?
普通一回じゃこうはならないでしょ。」
そう言いながら、軽く手を触れたりする港。
「……こんなに綺麗な肌を傷つけるなんてね。本当困ったもんだよ」
島内さん………顔真っ赤。
「……擦り傷とか…もう瘡蓋になっちゃうと思うけど。
……あと額もだっけ?」
遠慮なしに島内さんの前髪を上げて、傷口をみる港。
「……これも深くいったね…」
「痛い……です」
「まだ痛い?」
「…はい」
「ここガーゼ貼っとこうか!前髪で隠れちゃうし」
今更だけど………ほんと、港で良かったと思う。


