「果織ちゃん…?服捲るよ」








島内さんがさっき計ってくれた体温計を見ながらぐったりな果織ちゃんの服を捲った。










「聴診器入れるね?…ちょっとじっとしてて」









「………んっ」








「………果織ちゃん、息吸って」








「…んー」








「どうした?……深呼吸して」










「痛い、………先生、痛い…」









「ん?……どこ?」








俺の白衣を握りしめて、額に汗を浮かべる果織ちゃん。








「…ん、なんか果織ちゃんの様子おかしい」








「果織ちゃんー?」









島内さんも寄るんだけど、白衣は離さなくて。