ガラガラガラ…───── 「あ、高島先生」 先に来ていた島内さんは、横になる果織ちゃんをトントン叩いている。 「……果織ちゃん熱下がった?」 「いえ。………ピクリともしませんよ」 「ちょっとごめんね~」 果織ちゃんの首元に手を当てる。 「んー……」