それから病室に戻れば、疲れていたのか眠ってしまって。
目覚めたときは時計が9時を指していたから、思わず飛び起きてしまって。
「痛ッ…」
飛び起きた拍子に刺さっていた点滴がずれちゃって。
もう散々…。
その時、ホントナイスタイミングで蒼が病室に入ってきて。
気まずいのもあったけど、何よりこの腕をどうにかしてほしくて。
「あ。……何してんの、血垂れてるし」
帰る支度を済ませたらしく、荷物を持った蒼が腕を指さして。
白衣も着ていなかったし。
「……痛い」
「ちょっと待って」
荷物を下ろした蒼がそう言って。
そしたら高島先生まで病室に来て。
「あ。蒼先生帰ります?」
「あ、今ちょうど帰ろうと思ってたところ。だけど今……季蛍の点滴が」
「え?………あっ」
白衣のポケットからガーゼを出した高島先生が私の近くに椅子をずらして腰をかけて。
「……針抜くよ?」
「痛いです……?」
「んー………ちょっと」


