「ほんと……訳わかんない。」 「………」 「検査して、大丈夫だったら家帰れるって言ってるときに。 逃げ出せる季蛍が俺にはわかんない…」 「蒼先生……」 高島先生がファイル越しに呟く。 「……ん、わかってる。」 「……」 「じゃあもう高島…任せるね」 「え、あ。はい」 「少し反省しろ」 そう言い蒼は部屋を出て行った。 苦笑いの高島先生と、俯く私を残して。