だけどそんな俺の元へ連絡が来て。








「季蛍先生がさっき倒れちゃったそうです」








「は?」









やっぱりな、という気持ちと…なにやってんだという気持ち。








ほんと季蛍は……。





















連絡が来たのは、ちょうど仕事を終えたときで。









俺は倒れたという季蛍の元へ。









白衣も脱いで帰る準備万端で季蛍のいる部屋に入った。







そこには白衣の袖をびしょびしょにしてまで泣く季蛍と、それを慰める高島。







「……蒼先生」







「なんで泣いてんの」







荷物を下ろして高島の隣に椅子をずらし、腰をかけた。








「…さっき貧血みたいになってたんですよ。季蛍。

めまいから始まって、立ってられなくなって、そのまま座り込んでみたいな。



それでここに連れてきたんですけど」










「うん」









高島の話に頷きながらも、泣く季蛍の手首を握った。







「今日ゼリー吐いてから、口にしたもの全部戻したらしくて。


聞いてみれば今朝もたべてないだとか。




昨日もろくに食べ物口にしてない…ってことで検査入院させるって言ってからこの調子です」









「なるほど…」








「……俺だって入院させたくないですよ。」










「……まぁな。季蛍も季蛍だよ。



………食べてないんだから」








「…ッグス」