「いってきまーす。今日はおばあちゃんち帰ればいいんだよね?」 「そうだよ。いってらっしゃい」 その言葉のあとは、また沈黙。 「……仕事行くよ」 車の鍵を持って荷物を抱え、玄関に向かった。 季蛍もついてきてるようだけど。