「いい加減にしろ」 「だってお弁当作らなきゃいけないし!!」 「俺が作る。季蛍はご飯食べろ」 「イヤ」 「イヤじゃないだろ?……早く食べないと時間なくなる」 「だから作るってば、私作るんだってば」 「いいから」 「………」 「早く」 若干目を潤ませた季蛍は、リビングへと歩いていく。 ………ちょっと言い過ぎた