「……ごめん。こんなに酷いとは思わなかった」 そう言いつつ陽に体温計を挟んだ。 首を振る陽の頭を撫でて。 「……ごめんごめん」 自分でメールして。 返事がないと三件もメールして。 それほど不安で具合が悪かったんだと。 「……こ…ぅ…吐く」 「えっ…」 体温計を自ら抜いて、洗面所へ走る陽を俺も追った。