カチャリ………───── 「陽ー!」 「港っ……」 俺の目に見えた陽は、いつか見たことがある姿で。 冷えピタを貼って、汗を流し、顔は真っ赤。 こんなに体調の悪そうな陽を見たのは、久しぶりだ。 「……ごめん、遅くなった」 「港……っ」 倒れ込みそうな陽を抱えてリビングへ。