部屋について果織ちゃんを下ろす。
「ちょっと待ってて。今準備してくる」
「えぇー蒼先生行っちゃうの?」
「奥行くだけ。……ちょっと待ってて」
「待ってると余計怖くなっちゃうよ…」
「…………」
「はろーはろー!果織ちゃん」
その言葉に頭を悩ませていると、テンションの高い高島が来て。
「果織ちゃん~!ここにいたんだね」
「高島先生!」
「ほら~昨日の約束のね~…」
「えっ、もうやってくれ…」
「たーかーしま。………果織ちゃんとイチャイチャすんの後にして」
「はっ!!蒼先生いたんですか…」
「いいのかな?そんなこと俺に言って」
「すみま……せん、」
「もー高島も手伝って。ここ来るくらい暇なら」
「違うんですー、今ちょっと患者さんの点滴終え待ちで……」
「だから手伝って。……よろしく~」
高島に言い残し奥へと準備しに。


