「じゃあ明日ー」 蒼のその声が聞こえた後、蒼がリビングへ戻ってきて。 ネクタイを外しながら私を覗き込む。 「……無理しなくていいけど」 不思議そうに見つめる蒼と顔を見合わせいられなくて、目をそらした。 「……食べさせてあげようか?」 いいっ、………とも否定できない自分がいる。 「……ね?」 私の向かいに座った蒼がスプーンを手にしてそう言う。