「……季蛍、全然進んでない」 「体調悪いから食欲ないだけです」 「それ昼も聞いた。……だーかーら。蒼先生に連絡するって言ってんのに」 「嫌です。……どうせ病院来いって言うから」 「………でもさぁ」 そんな時、私の携帯が鳴った。 ~♪~♪ 恐る恐る手に取った携帯は、蒼からの着信を知らせていて。 「………もしもし」