ピピピピッ ピピピピッ 「いくつ?」 パソコンから目を背けずに聞けば、無言。 凜の方を振り向けば、体温計を見つめていて。 ピッて音がしたかと思ったら、凜体温計隠すし。 「……今消しただろ。」 「け、消すわけないじゃん」 「どうだか」 「なかった、熱なかった」 「凜。ちょっときて」