「……なんか鏡見たら腫れてるみたいなんだけど」







「何が?」







「…耳の後ろらへんが」







「……痛いの?」








「んー………わかんない」








「ちょっときて」










俺の隣に腰掛けた凜の耳の後ろに手をやった。







「…あつッ」







凜の首に触れて声を上げた。









「……え?熱い?」









「凜、お前熱あんじゃん?」









「ないよ?ただここ腫れてるだけで」