────………ハァ、ハァ、ハァ、……ッハァ… そんな辛い息が聞こえて、、俺は目を覚ました。 時計は夜中3時ぴったりを指している。 ベッドから体を起こすと、その息遣いはリビングから聞こえているようで。 寝室からリビングへ顔を出すと、床にしゃがむ季蛍の姿があった。 「……季蛍」 どうしてリビングにいるのだろうと首を傾げつつ、季蛍の隣にしゃがむ。 「……どうした?」 「洗面ッ……所」 「え、」 吐く?と聞く前に………。間に合わず。 「ごめ、ッ…ハァ……」