「熱だけ計って。」 「いいっ、大丈夫」 「大丈夫じゃないから言ってんだろ…」 「嫌ッ…」 「季蛍。………ほら、一応だから」 服を手際よく開けて、体温計を挟む。 「季蛍…ちゃんと計って待っててよ。俺支度してくるから」