30分ほどして蒼先生がまた部屋に戻ってきた。 「蒼先生、大丈夫でした?」 「んー……。」 「……」 「今朝熱あったって。看護士が今日は寝てるように言ったらしいんだけど。 ……ちょっと怒っちゃった」 「果織ちゃん…ですか?」 「いや、怒鳴ってないよ? たださ……黙ってここに来てたから」 「熱、高いんです?」 「んー………。まぁ」