「蒼先生~。おはようございます」
「あーおはよ」
高島の手には小さなダンボール……?
「何それ」
「アメリカから届きました~。僕へのおみやげです」
「ふうん。中見せて」
「だっ、だめですよ。プライバシー……です」
「お土産くらいいいだろ」
「………。少しですよ、少し」
開けられた箱の中身には、まず手紙。
『想良へ』
「…って、高島って下の名前想良?」
「何言ってるんですかー。そうですよ」
「ああ、ごめんごめん。高島って呼んでるからわかんない」
「……まぁ蒼先生は蒼先生ですもんね」
「…中身は?」


