「…太る?」






「仕事場のおばさんに少し太ったんじゃないの?って言われたって。」






「それで…?」








「…陽、元々すんごい痩せてるし、太んなきゃいけないほどなの。


…多分、仕事場の人も知ってるんだろうね、陽が痩せすぎて危ないこと。




もう風吹いたら吹っ飛んじゃいそうだもん」










「……」










「仕事場の人たちは、いい意味で『太った』って言ったんだよ。



多分な。






前よりも太ってきたんじゃないの?
ちゃんと食べてるのね、って。





陽、勘違いしてて…………」










「それは職場の人の言い方に問題があるだろ」










「そうなんだけど…」










「……だってねぇ?そんな深読みできないだろ、普通」










「……あの見た目で太ってるなんて普通思わない。むしろ痩せすぎ…。



もー………………どーしよ」