───「明日、病院行く…?」 車を運転してくれている季蛍の隣で、俺は情けなく目を瞑る。 「……行った方がいいかな…?」 「そりゃあ………もちろん………ねぇ?」 「…はぁー」 「だって具合悪いんでしょ」 「そうだけど…さ」 「港くんに言っておこうか。蒼が診てほしいんだってって」 「…やめろ」 「あっそー」