────「んーッ」






目を開けたら、少し見慣れた風景。







病院…?









「……あ。おはよう。」








椅子に腰掛けて、パソコンを見ていたらしい高島先生が、私を見て微笑む。








「……あ。おはようございます」










「意識手放しちゃうから、蒼先生がすごい不安そうだったよ」








と言ってから、またパソコンに目を戻した高島先生。








「……あの、蒼は…?」








「蒼先生、今捕まっちゃって。」










「そうですか……」










「発作後の季蛍には蒼先生じゃなきゃだめなのにな。」






と残念そうに笑った高島先生。