なのに。






数分後、本格的な発作が始まって、思わず蒼に電話してしまった。











「……もしもし?」









「……あおっ」








「季蛍?どうした。」










電話の向こうの蒼は、私になにかあったと察知したらしく、階段を駆け上がる音が聞こえた。










「……無理ッ」





















「季蛍?季蛍?……意識放すなよ?今行くから。季蛍?」