それから何時間もして。 果織ちゃんを腕に抱えた俺は検査室へと向かう。 「また喋ったら蒼先生に怒られちゃうから。しー……しないとね」 「蒼先生がまた『たーかーしーまー』って言っちゃうね」 「あー怖い怖い。角が生えてきそう」 「ね~!!」 クスクス笑いながら検査室についた。