「差せないんです!!」 「自分で?」 「はいいいい、痒いぃぃ」 「おいで」 高島が季蛍から目薬を受け取り…。 そんな光景を間近で見ていた。 悩みながら。 「おいー動くなって。」 「無、無理…」 「目あけないと差せないんだけど」 「開けてるじゃないですか」 「ほぼ瞑ってるだろ」 「だって……目に水が入るの嫌なんです…」 「ほら、もっと目開けて。」