「こーれ病院だな」 「…病院つく前に保たないから無理」 「余計病院じゃん」 「……大丈夫、そこまで酷くないもん」 「はぁー………。じゃあ明日の朝もう一回計るから。ほら、おやすみ」 「……おやすみ」 「…………………………目瞑って」 「寝れない」 「…」 蒼の暖かい手が、私の胸をトントン叩く。 「…明日、高島に言っとくから」 何を?と聞きたくても睡魔に勝てず、眠ってしまった。