「離してっ」






「離さん。」







「なんッで」








「俺知ってるんだけど。……発作でても我慢して仕事続けて。髪濡れたまま眠って。

体に負担かけて。……熱が出たって当然だよな?」







顔を近づけられて、ふいと目をそらす。








「……いいじゃん」








「よくない」








「いーの」









「………怒るぞ」