腕を組みながら、俺は陽のレントゲンを眺めていた。 「…ここか」 聞きつけてか、陽の主治医の山瀬まで駆け込んできた。 「上野先生」 「…おぉー。…………ここ、折れてる」 「……あ、ホントですね」 「………んー」 「…ここは大丈夫何ですか?……若干」 「あぁ、それね。ちょっとわかりづらいけど…あ、ねぇ陽。……ここは?」 レントゲンに向けていた視線をベッドに横たわる陽にむける。 ここは?と言いつつ陽の肋骨にまた手をかけた。 「……そこは平気」 「だって」 またレントゲンに目を向ける。