カチャ 「ははー、だよな!」 「っていうかむしろさぁ~」 屋上のドアが開いて、港と外科の同僚であろう人が入ってきた。 「まさか~。」 「そのまさかだよ」 そんな楽しそうな声を聞きながら、俺の白衣は風に揺られる。 揺られるままに、俺は風とフェンスに体を預けていた。 が、その楽しそうな声もすぐに止み、 港がもう一人の医師に手を振るのが見えたと思ったら、俺の方向へ歩いてきた。 「……なーにしてんの。たそがれドクター」 「……。」