「……高島、遠慮なく」 「わかりましたー」 今までやってきていれば、大分季蛍の扱いにも慣れてしまった高島だ。 「じゃ、季蛍頑張ろ~」 その言葉に、季蛍の体を抱えている俺にもわかるほど体をビクつかせる季蛍。 よっぽど不安な顔をしていたらしく、高島が 「そんな顔しないで。悪いことしてる気分だから。」 と、苦笑いする。