いい加減ため息が出て、俺は季蛍の腕を掴み診察室へ引きずり込む。 「はあぁぁ、いやあああ」 診察室の向こうにいた高島は苦笑い。 「何、蒼先生困らせてるの?季蛍」 「…嫌ッ、嫌!!」 ため息をついた高島が、今度はパソコンに目を向けてもう一度ため息。