「……果織ちゃんが?」 「急に9度まで上がってきて……」 「行ってみるね」 「すみません……」 果織ちゃんを診ることなんて、全く苦になんない! むしろ頼られる俺、少し幸せ。 とか思いながら病室へ向かう。 ……だけど、いろいろな意味で苦になった。 果織ちゃんが辛すぎる顔色で。 見ていると辛かった。 苦だった。