「じゃあ薬探してくる。待ってて」 立ち上がった季蛍が薬箱に顔を突っ込んで、どれだどれだと薬を探す。 「あれー?ここにあったんだと思ったけど…」 そんな声を聞いて 「生理痛の薬ならその上の棚ー」 と叫ぶ。 「………! 最低ー!!……ほんっとデリカシーないんだから」 「あ、ごめんごめんー」 「……ホントわかってない。ね?」 ………すぐに味方つけようとすんな。