───カチャリ




「ただいまー」







「………」








「愛優ー?」







季蛍は夕食を作るとキッチンへ。







俺はドアの前でコンコンノックしてみる。







「………蒼ー!!愛優こっち」







と季蛍に叫ばれて、俺のノックは無駄と…。









リビングへ行けば、椅子に体重を預けている愛優がいて。








「今日一日中寝てた?」







「ん、うん」