果織ちゃんの顔色は、真っ赤なのに汗一つでていない。 「おーい?果織ちゃん」 「……明け方頃から意識が朦朧としてるんです」 「…薬が入ってるらしいね」 「あ、点滴が入ってます」 「了解。果織ちゃーん?」 「……」 「寝てる?」 「……さっきまで蒼先生の名前呼んでたんですけど」