ガラガラッ 「大丈夫だよ、果織ちゃん。今日は蒼先生来れるからね」 「……」 「果織ちゃん?苦しい?」 未だ俺の存在を把握していない2人。 いや………1人? 果織ちゃんは眠っている様子だから。 …………どちらかというと意識が…? 「果織ちゃん!………かーおりちゃん」 ベッドに身を乗り出して、顔色を伺う。 「……蒼先生」 安心したように島内さんが声を漏らす。