「……はぁ」 リビングでパソコンを眺めていると、ため息と同時に自分のコーヒーと俺のコーヒーを置いす座る陽。 「ありがと。……陽、辛いなら病院行こうよ」 パソコンから視線を変えずに言えば、陽のコーヒーをすする音が聞こえてから、 「大丈夫。そこまでじゃないから」 「無意識だかなんだか知らないけど、ため息しすぎ」 「…え」 「明日先生予約とっとくね」 「やだ。……港がなんと言おうと私絶対に行かない」 「……わがまま言うな」