「多分………夢が同じだったってことかな」







「………医者?」







「うん。……ねー?季蛍」








「……もういらない」







……聞いてないし。







「ダメ、半分は食べろ」







「えぇー……」







「…医者になった理由…も別に特にない。ただ憧れてただけ。

…人を救う仕事に。……ほら、季蛍もう一回」








「もーいらないってばぁ!!」








「まだ全然食べてないだろ」








「いらないー!!」









「ほら、口開けて」