「薬変えるか。………ね?」 誰に同意を求めているわけでもなく1人で頷く。 「ですね、」 と言ってくれたのは島内さんだったけど。 「果織ちゃん、珍しく眠ってるし」 ファイルを眺めて呟く。 「果織ちゃんが起きたら、体調聞いてもらっていい? 俺来れないかもだからさ…。」 「いいですよ、聞いときます」 その島内さんの声を聞いて腕時計に目をやり、 「じゃ、よろしくね」 部屋を出た。