「落ち着いたね……?」 頷いてリビングへ行く季蛍を追う。 「……この頃ちゃんと食べてた?」 床にペタリと座り込んだ季蛍に目線を合わせるようにしゃがんで聞く。 「ご飯食べて、ちゃんと寝た?」 座り込んだ季蛍の肩を抱いて立たせた。 けど、フニャフニャな季蛍はまた座り込みそうになる。 そんな季蛍を抱き上げてリビングの椅子に座らせる。 「季蛍。聞いてんの」